食育×STEAM教育 ~食べる力の「根」を育てる~
- 人・もの・自然との「かかわり」の中での豊かな食体験が「学び」に繋がるようSTEAM教育の目線で環境を整え、教育・保育を展開します。
- 「日本の食文化を伝える」ことを目的の一つに位置づけています。
食育から育まれる5つの子ども像 (食べる力=生きる力)
おなかがすくリズムの持てる子ども
②五感で味わう
食べたいもの、好きなものが増える子ども
③一緒に楽しむ
一緒に食べたい人がいる子ども
④料理ができる
食事づくり、準備に関わる子ども
⑤大切さがわかる
食べ物を話題にし、食べ物の命を感じる子ども
☆11月の食育☆
2歳児 うさぎ組 『さつまいもりんごマッシュ』
旬の食べ物であるりんごとさつまいもを組み合わせた食育を行いました。
蒸したさつまいもを手で潰すと、「やわらかいね」「ぐちゃぐちゃと音がするよ」と五感を使って感触を楽しんでいました。鍋でりんごを煮ると部屋中甘い匂いに包まれ「いいにおい」「早く食べたいな」と期待でいっぱいな
うさぎ組。
煮ると、自分たちが折ったりんごと比べ、「小さくなっているよ」とたくさんの気づきがありました。
さつまいもとりんごのほんのりとした甘みがみんな気に入ったようで完食をしていましたよ。
3歳児 ぱんだ組 『みそ汁を作ろう』
みそ汁のおいしさの秘密‘’かつおだし‘’について学びました。
「かつお節って何からできているかな?」と聞くと「野菜~」「わからないよ」と答えてくれたぱんだ組。「実はかつおという魚なんだよ」と伝えると「えー」と驚いた様子でした。
かたい本節を削ってみると「いいにおい」「これかつお節だよね」と見た目の変化に興味津々。
飲み比べをし、五感を使ってみんなの前で感想を発表をすることができました。
自分たちでみそ汁の具を盛り付けると、苦手な野菜も食べられるようになることにびっくりしました。
4歳児 こあら組 『和食を知ろう・さつまいもご飯作り』
旬の食材であるさつまいも・米を使って‘’さつまいもご飯‘’を作りました。米が炊ける様子を観察すると、「さつまいもとお米が踊ってるよ」と体で表現してくれたこあら組。
鍋の湯気で「甘くておいしそうな匂いがする~お腹すいたよ」とご飯が炊けるのを楽しみにしていました。キッチンバサミを使ってさつま芋のかたさを感じ、煮ると「さっきよりやわらかくなって、色も変わっているよ」と色や固さの変化に気付きました。
食べると「さつまいもって甘いね」「お米熱いけど美味しいよ」と
5歳児 きりん組
『和食について知ろう・さつまいもご飯とみそ汁作り』
ごはんとみそ汁の組み合わせが‘’和食‘’に繋がっていることを知っていたきりん組。今までの食育を覚えていましたね。今回は初めてかたい本節を削ることに挑戦。
「こんなにかたいけど、細かくなるの?」と興味津々でした。
削ってみると「かたい音がするね。削れているのがわかるよ」と手に伝わる振動で教えてくれました。
収穫したさつまいものおいしさと炊きたてのご飯に大満足な様子でした。
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『食育』を通して
- すずっこのうえんでの野菜づくり
園内にある畑(すずっこのうえん)と近隣の農家(中里農園)にもご協力いただき、野菜の栽培や収穫を行っています。
自分たちで水やりをしたり草取りをして野菜の世話をしていくことで、収穫するまでの大変さを知り(種や苗は植えただけでは育たない)思いやり・優しさ・感謝の心を育みます。 - 加工食品づくり
農園で育てた野菜を乾燥させたり(切り干し大根)、発酵させたり(味噌)して加工食品づくりにも挑戦し「こうやってできているんだ」「こうしたらどうなるのかな?」などと考えることで好奇心や探究心を育みます。