
この度、『STEAM食育』が商標登録されました。
STEAM保育に食育を組み合わせることで多角的な学びを得ることができるのが『STEAM食育』です。
今後も、子ども達が様々な食体験を通し学べるよう「ワクワク」する仕掛けを考え実践していきます。
食育×STEAM教育 ~食べる力の「根」を育てる~
- 人・もの・自然との「かかわり」の中での豊かな食体験が「学び」に繋がるようSTEAM教育の目線で環境を整え、教育・保育を展開します。
- 「日本の食文化を伝える」ことを目的の一つに位置づけています。



食育から育まれる5つの子ども像 (食べる力=生きる力)
おなかがすくリズムの持てる子ども
②五感で味わう
食べたいもの、好きなものが増える子ども
③一緒に楽しむ
一緒に食べたい人がいる子ども
④料理ができる
食事づくり、準備に関わる子ども
⑤大切さがわかる
食べ物を話題にし、食べ物の命を感じる子ども
☆9月の食育☆
5歳児きりん組 『ピザとケチャップ作り』
ピザで使うケチャップと生地を手作りしました。
まずは、トマトを袋に入れてつぶすところからスタート。
「赤から白っぽくなってきたね」「グチャグチャって音がするよ」と手の感触や音、色の変化に大喜び。お鍋でケチャップを作ると「いいにおい~楽しみだね!」と期待がふくらみました。
生地作りでは、発酵前後の生地を比べてみると「すごく大きくなってる!」「フワフワしているね」「においが納豆みたい!」と子どもならではの発見に笑顔が広がりましたよ。
生地を「クマの形にしよう」「テントウムシピザにしたい!」と発想豊かにオリジナルなピザを完成させました。焼き上がりのピザを見て大満足!
楽しいクッキングのひとときを過ごしました。
4歳児こあら組 『ピザとケチャップ作り』
「ケチャップには何が入っていると思う?」と問いかけると子どもたちからは「トマト」「にんじん」「ピーマン」などたくさんの答えがでました。
みんなの発想がとても豊かで、まわりにいるみんなにも笑顔が見られましたよ。
実際にトマトを袋に入れて手でつぶす体験では、小さな手を一生懸命に動かしながら、夢中な姿が見られました。
また、米粉パンを使ったピザつくりでは焼いている間にチーズがとろけていく様子や玉ねぎ・ウインナーなどの具材が色づいていく変化を観察することができました。
いました。「色が変わったよ」「おいしそうなにおいがするね」と教えてくれる姿が印象的でしたよ。ピザが完成すると大喜び。みんなおいしく完食することができました。
食材に触れ、作る過程を楽しみ、そして味わうことで子どもたちの「食への興味」がさらに広がっていることを感じました。
4,5歳児こあら組・きりん組 『トマト実験』
ピザに使うトマトを水槽に入れてみると・・・「沈んでるトマトと浮いているトマトがあるね!」と子どもたちは大発見。
「重さが違うから?」「色が違うからかな?」と、どうして結果が違うのか、みんなで考えたくさんの意見が出ました。
さらに糖度計を使って甘さを調べてみると、なんと予想とは違って沈んだトマトのほうが数値が高いことがわかりました!「数字が大きいから甘いんだね!」と‘’数字‘’で比べる面白さにも触れられました。
実際に食べ比べてみると・・・
「数字が大きいから甘いね」「どちらもおいしいよ!」と笑顔いっぱいで完食。
トマトを通して、五感だけでなく、「数」や「比べること」のおもしろさを感じることができました。
3歳児ぱんだ組 『ピザつくり』
「ケチャップって何からできていると思う?」と問いかけると、子どもたちからは「トマト!」「玉ねぎ!」「ピーマン!」など元気いっぱいの声が返ってきました。。
?ボックスに入れたトマトを手で触ってみると、「固くて丸いよ」と一生懸命に伝えてくれる子もいましたが、なかなか言葉にするのは難しくて「うーん、わからない」と首をかしげる姿も。
感覚を言葉にするのは、とてもいい経験ですよね。是非ご家庭でも試してみてください。
酢のにおいを嗅いだときには「まずい」「このにおいきらい!」と顔をしかめていた子も、ケチャップに‘’変身‘’すると「ぜんぜんにおいしないよ!」「おいしい!」とびっくり。
子どもたちの驚きと喜びいっぱいの食育活動となりました。
さらに餃子の皮を使ったミニピザ作りでは、好きな具材を真剣な表情でトッピング。
「チーズたっぷりにしよう♪」とそれぞれのピザを完成させ、大満足な笑顔で完食をしていました。
五感をいっぱい使いながら、食べ物への興味が広がった1日となりました。
2歳児うさぎ組 『きのこほぐしときのこ炒め』
しいたけ・えのき・しめじ・まいたけの4種類のきのこを手に取り、触ったりにおいをかいだりして違いを楽しみました。
「傘みたい」「白いね~」「ぷにぷにしてる」など自分なりの言葉で表現する姿が見られましたよ。
その後は、しょうゆの味を少し味見し、「しょっぱい!」と驚いた表情。
かつおぶしとすりごまも食べくらべ、「ふわふわだね」「カリカリだね」と感触や味の違いを楽しんでいました。
ほぐしたきのこを炒めていると「ジュージューいってる!」「いいにおい!」と大喜び。
生のときには「くさい」と言っていた子も、炒めてしょうゆで味付けすると「おいしい!」に変わり、夢中で食べていました。
最後には、自分で選んだ「かつおぶし」または「すりごま」を炒めたきのこにふりかけて試食。
「ぼくはかつおぶし」「わたしはごま」と、それぞれ好きな食べ方を見つけることができました。
1歳児ひよこ組 『きのこほぐしときのこ汁』
今月は「きのこ」をテーマに、みんなで きのこほぐし を体験しました。
はじめはちょっぴりドキドキしながら触っていた子も、だんだんと感触に慣れて夢中に!
しめじのかさを「ボタンみたい!」と並べたり、えのきを割いて楽しんだりと、きのこの違いに気づく姿も見られました。
刻んだきのこを給食のスープに入れると嬉しそうに食べていました。
0歳児ひよこ組 『にんじんにふれてみよう』
始めに生のにんじんを手に取り、色や硬さを感じたり、匂いを嗅いだりして楽しみました。
そのあと、やわらかく茹でたにんじんを食べてみると、甘みや食感の違いに気づき夢中で食べる姿が見られました。
触って・見て・味わう体験を通して、子どもたちは食べ物への関心を少しずつ広げています。
本年度の食育 バックナンバー
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『食育』を通して
- すずっこのうえんでの野菜づくり
園内にある畑(すずっこのうえん)と近隣の農家(中里農園)にもご協力いただき、野菜の栽培や収穫を行っています。
自分たちで水やりをしたり草取りをして野菜の世話をしていくことで、収穫するまでの大変さを知り(種や苗は植えただけでは育たない)思いやり・優しさ・感謝の心を育みます。 - 加工食品づくり
農園で育てた野菜を乾燥させたり(切り干し大根)、発酵させたり(味噌)して加工食品づくりにも挑戦し「こうやってできているんだ」「こうしたらどうなるのかな?」などと考えることで好奇心や探究心を育みます。